いきなり目にぎらぎらが出てくる閃輝暗転に注意!

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このページでは僕自身の閃輝暗転の体験談を紹介します。 数年前、突然目にギラギラとした光が見えたと思ったら徐々にのこぎりの様にギザギザした形で光が広がり、視界がほとんど見えなくなりました。急いで眼科に行くと目には異常がなく、診断名は「閃輝暗転(せんきあんてん)」。翌日にかけて強い頭痛に襲われました。頭痛が治ってからは日常生活に全く影響はありません。

閃輝暗転(せんきあんてん)とは

閃輝暗転は突然視界にのこぎり状のギラギラした光が現れ、徐々に広がっていき、次第に消えていく現象です。消えていくのとほぼ同時に頭痛が発生することがほとんどです。閃輝暗転=頭痛の合図です。一時的な現象なので目が見えなくなったりすることはありません。

私の場合は三日月やドーナッツのような形で広がっていき、15~30分くらいで消えていくことが多いです。ギラギラのピーク時は視界が遮られるため、ほとんど何も見えません。直後から頭痛が始まり、ひどいときには翌日も頭痛で寝込んでしまいます。

それほど珍しい現象ではない!

初めて目にギラギラが出てきた人はとても不安だと思います。でもtwitterなどのSNSで「閃輝暗転」と検索してみてください。たくさんの検索結果が出てきます。このように閃輝暗点は決して珍しい現象ではありません。特に頭痛持ちの人は経験者が多いようです。

※初めてぎらぎらが出てきた人は、念のため、必ず病院へ受診してください!他の病気だったら大変です!

私のギラギラ初体験

初めての閃輝暗転は25歳のとき、車の運転中でした。商談を終えて事務所に戻る途中。最初は視界に光の点が出てきたので「強い光が目に残ったのかな?」程度に思っていました。

5分ほど運転を続けていると違和感が大きくなってきました。光のぎらぎらが無くならない。それどころか大きくなっている。信号機が見えない…!

急いで安全な場所に車を止めて目を閉じました。目を閉じても無くならない光。軽くパニックを起こし、不安で泣きそうになりました。

「きっと目が見えなくなったり、脳出血とかで動けなくなったりするんだろうな。もしかしたら死ぬのかも。まだ若いのに…」そんなことまで考えました。

それでもしばらくするとギラギラが消えてき、軽い頭痛が始まりました。移動するなら今だと思い。すぐ上司へ「目が見えない」と電話して早退。また目が見えなくなると困るので車は家に置いて、タクシーで眼科へ急ぎました。

眼科で一通り検査を受けましたが、検査結果は異常なし。医師からは「センキアンテンじゃないか」と言われました。ここで初めて閃輝暗転を知ります。

「目には異常がない。脳の病気の可能性も低いが頭痛が出るだろうから気になるようなら専門の病院へ行くといいですよ。」とのこと。

専門の病院も分からないし何より頭が痛いので家に帰って寝ました。次の日も頭痛が酷く、会社を休みました。

翌日からは頭痛も良くなり、目にも異常はなく、日常に戻っていきました。

3年後に2回目の閃輝暗転

初めての閃輝暗転から3年後、閃輝暗転の存在すら忘れていたころにギラギラが突然発生しました。仕事が終わり夜に家でゆっくりしていた時に突然起こったので驚きました。

「さすがに2回目だし脳に問題があるのかも知れない…」と不安になったので次の日は病院を休み、脳神経外科を受診しました。

脳神経外科で閃輝暗転が起きたことを伝えると「基本的には片頭痛の症状なので問題はありません念のためMRIを取って脳の状態を見ておきましょう」とのこと。その日のうちにMRIを受けました。30分機械の中でじっとしているのは不思議な体験でした。閉所恐怖症の人は辛いだろうなぁ。

MRIの結果は脳に問題なし。「血管もきれいです。片頭痛の前兆としてたまに起きるので、ぎらぎらが見えたら頭痛薬を飲んで休んでください。」と言われ、頭痛を和らげる漢方薬と頓服の痛み止めを処方されて終了となりました。

運動やお酒は大丈夫ですか?生活で気を付けることはありますか?と質問すると「特に日常生活で気を付けることはありません。ただお酒は飲みすぎるとアルコールの影響で頭痛になりやすいので、気を付けてください。」とのことでした。

それから1か月くらい軽い頭痛が続きました。鼻の奥がツンと痛むような不思議な頭痛でした。たまに強めの頭痛もありましたが、薬を飲めば問題なく日常生活を送ることができました。

1か月後にまた発生、さらに頻発

受診してから1か月でまた閃輝暗転が現れ、さらに1週間後にも発生。怖くなったので再び脳神経外科を受診して相談しました。

先生によると「前回と頭痛の質が変わっていなければ大丈夫です」とのこと。片頭痛の一環なのでどうしても閃輝暗点は出てしまうが、突然めまいがしたり、体験したことの無いような強烈な頭痛でなければ問題ないようです。「うまく付き合っていくしかありません」と言われました。

不思議なもので、頻発してからは片頭痛も閃輝暗転もパタリとなくなり、数年たった今では何事も無かったように毎日を過ごしています。毎日PC作業なので頭痛は時々ありますが、閃輝暗転はしばらく出てきません。

※注意※

このページはあくまで個人の体験談です。医療的知識もなく、医師の監修を受けている訳でもありませんのでご注意ください。

初めて目にぎらぎらが出たら必ず病院に行ってください。

もしかしたら網膜剥離という目の病気かも知れません。また脳の病気の影響で閃輝暗点が発生している可能性もあります。

このページでは私の体験談を紹介していますが読んでくださっているあなたも同じ症状とは限りません。

繰り返しになりますが、必ず眼科・脳神経外科・頭痛外来を受診して、検査を受けてください。

頭痛持ち仲間のみなさま、毎日無理せずにうまく頭痛と付き合っていきましょう!

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