自律神経失調症(うつ症状)になって失ったもの5つ

パワハラ・メンタルダウン
僕

体調が良くないけど忙しすぎて仕事を休めない。

上司からは陰湿なパワハラを受けているけど、

きっと時間が経てば楽になるだろうから今は踏ん張ろう…!

            ~10か月後~

僕

え…?自律神経失調症?日常生活ができなくなったぞ…?年収200万円ダウン?

このページでは個人的な自律神経失調症(軽度のうつ病)の体験談を紹介します。ストレスで体調が良くない方の参考になれば幸いです。特に「しんどいけど何とか仕事に行ける程度の状態」の方は気を付けてください。

結論として私は日常生活を制限され、ささやかな楽しみすら失いました。病気によってストレス発散手段を奪われ、さらに体調が悪化していく悪循環に陥ります。

何とか耐えられるくらいの体調不良がある人は、油断せず、今すぐ病院へ行くべきです。

自律神経失調症とは

自律神経は生命を維持する機能を司る神経です。心臓を動かす、食べ物を消化する、暑いときに汗を出すなど、自律神経は自分の意志と無関係に身体の機能を維持するために働き続けています。

心身のストレスやホルモンバランスによって自律神経が乱れると頭痛、めまい、内臓の不調、不眠、集中力低下、不安など様々な症状が発生します。人によって症状は様々です。

私の症状と原因

私は職場での激務と上司の陰湿なパワハラによってうつ状態となり、耳鼻科と心療内科で自律神経失調症と診断されました。

主な症状はめまい、ふらつき、不眠、耳鳴り、肋間神経痛、吐き気、不安です。

常にめまいやふらつきがあります。また不眠の影響でどれだけ疲れていても朝方に目が覚めてしまい、朝起きても体力が全く回復していない状態でした。耳鳴りは今も常に聞こえています。

失ったもの①仕事ができなくなった(年収200万円ダウン)

毎日出社して普通に働くことができなくなりました。

特にめまいがひどく、ゆっくりとしか歩けませんでした。身体の動きに心拍数が追い付いてこないため貧血状態になってしまいます。

たとえば職場でプリンターに印刷した資料を取りに行くのにも時間がかかり、周りの人から心配されるほどでした。集中力が落ち、ミスが増えました。不眠で毎日疲れが取れないので這うように出社し、ぐったりと仕事をしていました。

主治医から「働きながら治療するなら少なくとも1年かかる。休職するなら早くて3か月で復帰できる」と診断され休職となりました。

仕事でより多くの成果を上げられるように無理して頑張っていたら、普通の仕事すらできない身体となってしまいました。

約3か月後に復職しましたが身体を慣らすために時短勤務となり給料は半減。ボーナス査定も最低ランクとなるため年収で約200万円のダウンとなりました。

②運動ができなくなった

めまいやふらつきがひどいため心拍数が上がる運動は一切できません。

元気だった頃はバレーボールやランニングで仕事のストレスを発散していましたが、ストレス発散方法を奪われてしまいました。

ストレスで体調を崩す→自律神経失調症で運動できずストレス発散ができない→さらに悪化していく、という悪循環です。

リフレッシュができないのは本当につらいことです。

③車の運転ができなくなった

ふらつきがあり、不眠で睡眠薬を服用していることから車の運転は医者から禁じられています。

時々旅行に行っては長距離ドライブするのが楽しみだったのですが完治するまでお預けです。この点でも病気にストレス発散手段を奪われてしまいました。

④飲酒できなくなった

アルコールは自律神経を乱すため主治医や産業医からストップが出ています。そもそも睡眠薬を飲んでいるため飲んではいけないのですが。

仕事終わりに一杯!という楽しみもしばらく味わえません

夜、帰宅後のお酒で気持ちを切り替える人は多いのではないでしょうか?一度体調を崩すとその楽しみもお預けです。

⑤刺激の強い映画や漫画を見れない

気分が落ち込んでいることが多いためグロテスクな表現のある作品は怖くて見れません。

他にもドラマや映画で人が強く叱責されるシーンや登場人物に強いストレスがかかるシーンも見ることができません。精神が弱っていると、まるで自分が叱責されているように感じてしまいます。

鬼滅の刃や進撃の巨人の続きが読みたいのですが…。

まとめ:気になる症状があれば早く病院にいくべき!

私は職場で異動直後だったこともあり体調不良を我慢してしまいました。

良くなったり悪くなったりを繰り返して10か月間苦しんだ挙句、限界に達して3か月間の休職。その後復職しましたが1か月経っても体調は6割程度しか戻っていません。

主治医には「苦しんだ分だけ回復にも時間がかかる。あと半年~1年くらいで全快するでしょう」と言われています。

このページを読んでいる人がうつ病や自律神経失調症のような症状で悩んでいるのであれば、今すぐ病院の予約を取ることを強くお勧めします。

もし病気でなければそれで一安心です。

仮に病気であればすぐに治療が開始できます。病院に行って損することはありませんので必ず受診してください。

ちなみに私はめまいがあったため三半規管の病気を疑って耳鼻科へ行きました。そこで自律神経失調所と診断され、原因がメンタル面に絞られたため心療内科へ受診しました。

評判の良い心療内科は予約から診察まで1か月待ちになることがほとんどです。早めに予約をしましょう。

そして予約までに体調が良くなっても必ず受診してください。この病気には体調の波があります。油断大敵です。

治療のために読んだ本

『眠れなくなるほど面白い 図解 自律神経の話』小林弘幸著 日本文芸社2020年

おすすめ度★★★自律神経の基礎知識を学びたいならこの一冊です。図解なので読みやすくておすすめ。

『疲れたから休みます。と言えないあなたへ』渡辺正樹著 主婦の友社2020年

おすすめ度★★★★なんだか体調悪いけど頑張っちゃおう!と思っている人全員に読ませたい一冊。自律神経失調症が単なる体調不良ではなく、命を奪う病気であることが分かります。対話形式なので読みやすいのもおすすめポイントです。

『「いつも無理してるな」と思った時に読む本』根本裕幸著 大和書房2020/5/9

おすすめ度★★★★★自分を無理させている考え方に気付き、その対策が分かる一冊。アファメーションなど実践できる内容が多いためカウンセリング受けているような効果がある本です。心のメイクという言葉が出てくるなど女性向けに書かれた本ですが、男性の私でも非常に参考になりました。

復職1か月後の様子はこちら

休職後、復職して1か月経過した時点での体調については下記に記載しています。

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