上司のパワハラでうつになり自律神経失調症と診断。3か月休職してから職場復帰したけど、もう1か月かぁ…
身体は慣れてきたけど集中できないし記憶力も下がっている。体力の回復と思考力の回復には差があるんだな。
このページでは自律神経失調症から職場復帰してから1か月後の現状を紹介します。これから職場復帰する方や同じ状況の方の参考になれば幸いです。
体力面では通勤や業務に慣れてきましたが、集中力・会話力・判断力・記憶力などの認知機能はまだまだ30%くらいしか回復していません。
人により症状や回復過程は大きく異なりますが、一個人の例として参考になれば幸いです。
過去の記事はこちらです。
体力面の回復…半日勤務に慣れるくらい回復
会社の規定で復帰して1か月は8時~12時の半日勤務でした。ちなみに僕はデスクワークの事務職です。
1週目…事務所にいるだけで身体がしんどい。こまめに席を外して身体をほぐしつつ12時になるのを待つ。
家に帰ったらぐったりと寝込む。スーツを着て通勤するだけでもかなりの体力を必要とすることを痛感。
2週目…通勤には慣れてきた。相変わらず家に着いたらぐったりしているが寝込むほどではない。
3週目…帰宅した後、読書など好きなことが少しできるようになった。
4週目…帰宅した後も体力的な余裕があるなと感じるようになった。勤務時間を延ばしても平気な気がする。
思考力の回復【30%くらい回復】
1週目…全く頭が回らない。声が出ない。会話にも時間がかかる。溜まったメールを読むも内容がイマイチ理解できない。
2週目…少し頭は回るようになってきたが、ふとした瞬間に何をしていたか分からなくなる。1つの作業に今までの2~3倍の時間がかかる。
3週目…会話力は回復した。声も出るようになってきて電話対応も慣れてきた。集中力は未だに低い。一日だけ少し無理して作業したら、翌日は全く頭が動かなくなってしまった。まだ早かった。
4週目…仕事を進めていくことが頭に馴染んできたが、ミスも多い。2~3倍の時間がかかる。記憶力も落ちているため些細な事でもメモは欠かせない。
専門家の意見(心療内科医、臨床心理士、産業医)
- 心療内科医…回復は順調。まず体力が回復する、そのあとに認知能力が遅れて回復するということは科学的に証明されているので焦らなくて大丈夫(下図)。
- できないことを数えるのは逆効果。寝る15分前に良かったことを3つメモすると1か月後にポジティブな効果が出てくる。
- 臨床心理士…順調だからこそ「絶対に頑張ってはいけない」。今まで頑張りすぎたために身体が悲鳴を上げたので、あと半年~1年はのんびりとやりましょう。
- 産業医…主治医の言うとおりにしましょう。規則正しい生活をしましょう。
思考力が落ちて頭が悪くなったような感覚だったけど回復が遅いのは仕方ないらしい。ちょっと安心した。あと産業医の存在意義がわからん。
悩み①時短勤務は楽だが給料が減る
体力が落ちていたので時短勤務はリハビリとして本当にありがたいです。
でも半日勤務であれば当然給料は半分です。一日あたり5,000円近く給料は減っていきます。
「早く体力回復させなきゃ!でも無理したらまた悪化するし焦らないようにしなきゃ!」という板挟みが最近の悩みです。
悩み②感情的になりやすい
思考力が落ちているため感情が動きやすくなっています。
すぐにイラっとしたり、涙もろくなったり、感動しやすくなっています。
ただ、最終的にコントロールできるので感情に身を任せて行動することはありません。
臨床心理士に聞くと
「思考力を司る大脳新皮質がまだ回復中なので、感情的な出来事を自分のこととして受け取ってしまう。思考力が戻れば自分に関係ないことをしっかり区別できるので時間が経てば大丈夫。」
とのことでした。
引き続き無理せず健康第一で過ごしていきます。
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